地球生活

この物語はフィクションです。

2021-07-01から1ヶ月間の記事一覧

2021.07.23 馴染めなかった学校行事

昔からそうだった。 学芸会、音楽発表会、運動会、体育祭、文化祭、 周りが盛り上がれば盛り上がるほど、反比例してわたしの気持ちはどんどん下がっていった。 そのときは理由がわからなかった。なんだかわからないけど、面白くなかった。 周りの友達と一緒…

2021.07.19 人間は楽しかったことを忘れる。

中学生のころ、わたしは「いじめ」の被害者で、加害者だった。 登校も休み時間も放課後も休日も、ずっと一緒にいる友達数人。いつも通りくだらないことを話して笑っていた。 そのうちのひとりが席を外すと、リーダー格の女子が談笑と変わらないテンションで…

2021.07.15 何が爽やかな朝だ、燃やすぞ

この世で1番嫌いな人間は ポイ捨てするやつと、タバコの吸い殻をペットボトルとか空き缶に溜めるやつ。 わたしが狂った閻魔なら「ハイ阿鼻〜、まずは2000年かけて地獄の最下層に落下し続けてくださいネッ!!!!!!!!!ハイ次の方〜」って秒で裁判終わら…

2021.07.11 普通とか真ん中とかないの?

ジムに通い始めた。新しい掃除機を買った。 仕事前の早朝にジムへ行き、心地よい筋肉痛とともに1日働く。 休日には、朝洗濯を干し掃除機をかけて、祖母の買い物に付き合い、犬の散歩に行き、遅い時間にジムへ行き、清々しい汗をかいて眠りにつく。 なんだこ…

2021.07.05 マジでこんなことばっか考えてる

通勤時にふと目に止まった色褪せた看板。 「魔法みたいに杖を振れば一瞬で鮮やかなピンク色になればいいのに」 そんなことが頭をよぎった。 科学者たちが大真面目に 「一瞬で看板の色を変える装置を作る」のと、 「一瞬で看板の色が変わったように人間の目と…

2021.07.04 こんばんは、うぬぼれ乳首警察です。

男性アイドルがドヤ顔でシャツをはだけさせて、乳首が見えた瞬間に沸き起こる歓声にちょっとした嫌悪感を抱く。 薄い素材のシャツの前ボタンが全部開いて、挑発的でセクシーなダンスチューンが始まると「乳首がくる、、、乳首がくる、、、」と思ってしまう。…

2021.07.02 友達が親に数万円の物をねだって買ってもらっていると、羨ましくて心が死ぬ。

「うちにはお金がない」 そう気づいたのは多分中学生ぐらいだった。 お金がない代わりに、"普通の親より"わたしの感情や、すべてに体当たりで向き合ってくれて、深い愛情をもらっていた自覚はあるし、母も父も、誰のことも恨んでない。でもお金はなかった。 …